つい先日完了した物件ですが、和室のリフォームに特に力を入れました。
障子を外した状態です。 右側の写真はこの枠の中に「雪見障子」をはめ込むようについていました。
皆様も和室の枠、特にサッシに面したところで同じような悩みをお持ちかもしれませんね。
このような場合一般的には「灰汁洗い」と言って、和室の白木を洗浄する専用の薬品を使って洗います(薬品を塗って拭きとる作業を繰り返します)
実際この現場も障子は灰汁洗いをいたしました。灰汁洗いをしたところとの差がお分かり頂けると思います。
問題の「枠」のほうですが、こちらは黒ずみが進んでいて灰汁洗いだけでは対応が難しいです。 黒ずみは長年の「水」が主な原因で、かなり深く木をけずりこんでもこの黒ずみは消えないです。
そこで今回は「単板(タンパン)」を枠に張り込むリフォームを実施しました。単板とは、檜や杉などの天然銘木を、薄くスライスしたシートで す。
まずは枠の表面を綺麗にサンディングして、接着剤を塗り込んでいきます。 その後、各面ごとのおおよその形、長さに裁断したシートを張り込んでいきます。
形状に合わせて切り込んで、出角や木口を丁寧に削ったりして仕上げていきます。 クロスやリアテックシートよりも硬く、自由が利かないことや、一度接着すると剥がすことが困難など
かなり慎重で難しい作業でもあります。経験がものを言う作業です。
ご覧の通り、和室の枠を交換したかのようなイメージです。この工事だけで1日、壁クロスの張替え(4.5畳)も必要ですのであわせて2日間、約10万円の工事でございました。
㈱スペースマスターズでは、このようなディープにこだわった工事も得意としております。多くの商品知識や技術の取得につとめておりますので、ご興味のあるお客様ぜひ御相談下さい。
川崎市のクロス張替、リフォーム工事は㈱スペースマスターズへ!